高認を受ける君へ

高卒認定を受ける方へのメッセージ

高認を受験する方には様々な理由があると思います。

学校が合わない、人付き合いが苦手、高校へ行きたくない、家庭の事情、中卒で社会人になったが学歴を取りたい、自信を付けたいなどなど、その背景は多様ですし、受験科目数や学力、年齢もさまざまです。

ですが共通して言えるのは、ほとんどの人が、次の何かを得るために受験するという事です。

高認の試験自体は、実はそれほど難しくはありません。試験方式は基本的に四択のマークシート(選択式)。合格基準は四割程度とのことですから、大げさに言えば、単純に山勘でマークシートを埋めても1/4の確率で当たるのですから25点は取れるわけで、残りたった15点ほど上乗せ出来ればいいのです。

実際、私も大検(現高認)を受験した際、直前に学習漫画を読んだだけで取れてしまった科目(日本史と世界史)があります。

ただ、試験自体は難しくない代わりに、高認に受からなければ中卒のままなので、先に進めないというプレッシャーは、かなりのものです。さらに家族や周囲、社会からのプレッシャーもあるでしょう。しかし、そのプレッシャーに負けず合格したという経験は、きっとその後の人生での自信になります。

私自身も、初めて真剣に試験に向き合ったのが大検だったのですが、大検に合格できたという自負が、その後の慶應や東大受験をする時の原動力になりました。

高校を辞める、或いは行かない人というのは、その時点で人生を自分自身で選択していかなければなりません。

高認を受験するか否かを決めるのも、大学や専門学校を受験するかを決めるのも自分自身。その一つ一つの進む道を自分で決めていかなければいけません。

学問ではなく、実力の世界へ飛び込むことだって可能です。スポーツ選手や芸能人、起業するのも自由です。実力の世界で生きる事は東大受験より遥かに狭き門であり、難しいでしょう。

一方、高認は定員のある大学受験等と違い、椅子取りゲーム的な試験ではありません。

一定の基準をクリアすれば誰でも合格する事が出来る開かれた試験です。

高認を通して、未来への可能性を広げ、自分に対する自信を身につけて下さることを心から祈っています。

●独学のススメ

高認を受験する際、色々な勉強の仕方があります。高認専門の予備校や通信制の学校、フリースクールやネットの講座など、現在では様々なサービスが充実しています。

ですが、私は基本的に高認を受験する方には独学をお勧めしています。

高校中退者もしくは中卒者は社会に出て苦労することが多いです。就職一つ取っても、大卒ですら就職難だと言われるご時世。高卒者どころか高校を卒業していない方にとって就職は更に難しくなることは言うまでもありません。

おそらく高認合格者の多くが生きていくための手段として、資格試験を取得したり、知識を得たり、技術を身につけたりすることが必要になるでしょう。

そんな時、自ら情報を収集し、参考書を選び、願書を出し、勉強をし、受験をして合格するという経験は、大きな財産になります。

独学は、若い受験生にとって不安も多い事でしょう。特に学校に通わず、自分のペースをつくって勉強を続けるというのは、強い意志が必要になるからです。

それでも独学を通じて身に付ける「自分との付き合い方」は、きっとこの先の人生の役に立つと思いますよ。

●予備校と参考書選び

基本的に独学を勧めているものの、性格的に独学が向いていない方もいます。

大切なのは「どの方法が自分の能力を引き出せるか」ですから、逃げからくる判断ではなく、前向きに考えて判断した結果、予備校に通った方がいいと判断するならば、その方がいいと思います。

予備校や通信制高校の主なメリットは、勉強のペースがつかみやすい。楽に情報が得られる。自分と同じような境遇の仲間が出来る可能性があること…などでしょう。

ただ、どの予備校が自分に向いているのかを見極めるのは自分自身です。当たり前の事ですが、通学を考えるのなら決める前に必ず説明会や学校見学へ行く事をお勧めします。

また、参考書の選び方ですが、口コミや知名度で選ぶのではなく、必ず本屋で目当ての参考書を手に取り、失敗しながらも自分にあったものを見つけていくのが一番いいでしょう。

予備校も参考書も人づきあいと同じです。

誰かにとっていい人でも、誰かにとってはそうでない場合があるように、予備校や参考書もその人の学力や性格等によって異なります。

大切なのはあくまで、「他人に合うもの」ではなく「自分に合うもの」。

せっかくですから、それらを判断できる目を、高認受験を通じてやしなってください。その経験がきっと後の人生で役に立ちますよ!

高認ハンドブック
高認のポイントだけを簡単にまとめたハンドブックを電子書籍のパブーで公開しました。無料なので、良かったら使ってくださいね(電子書籍なので、これからも随時更新すると思います)。

平成17年度に文部科学省により「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に関する調査」が行われました。少し前のデータですが、高認に関して広く企業や自治体を含めてアンケートした点で貴重です。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/04/06042002.htm

全部で9項目ありますので、順に見て行きましょう。

高卒認定(大検)に関する認知度
今では、認知度自体はもっと上がっていると思いますが、詳しくは知らないという人は、今でも多いような気がします。

採用試験における高卒認定(大検)合格者の扱い
人事考課における高卒認定(大検)合格者の扱い
給与体系における高卒認定(大検)合格者の位置づけ

採用、人事、給与に関しては、どれも半数程度の企業・自治体共に高卒と同等か学歴で差をつけていないと答えていますが、扱いを決めていなかったり、分からなかったりといった企業・自治体もかなりあるようです。

相当の採用試験では高卒認定(大検)合格者をもっと高く評価するべきである。
高卒認定(大検)は、同等以上の学力を認定
高認の評価については、企業・自治体共にどちらとも言えないと判断を決めかねている感じがあるようです。

「高校に適応できなければ高卒認定試験を受験すればよい」という意見について
「高卒認定(大検)合格者は高校生より努力して勉強している」という意見について
上の二つの項目から、高認という進路選択対しては、企業の方が多少自治体よりも評価をしている感じがします。

高卒認定(大検)合格者は高校を卒業していないので採用するのは不安
最後のこの項目からも、実際に高認出身者をどう評価して良いのか判断しかねている感じがします。

以上が、平成17年に実施された「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に関する調査」結果です。以後、これほど大きな規模では、こういうアンケートは実施されていないと思います。今では、多少違う部分もあるかもしれませんが、企業や自治体が高認をどう考えているかを知る事は、高認を考える上で役に立つと思います。また、新たに文部科学省などでアンケートが実施されましたら、お伝えします。






※運営者の本です※

お問い合わせ等はメールフォームからお気軽にどうぞ!
学食なび
人気ブログランキングへ
blogram投票ボタン
にほんブログ村 受験ブログ 高卒認定試験受験へ
にほんブログ村
VPN NINJA

大検出身のひろじぃが運営代表を務める不登校と高校中退者のためのコミュニティサイト「賢者の卵」
不登校と高校中退者のためのSNS
高認を考えている方の参加も大歓迎です。